とうとうハワイが、入国するすべての訪問者と帰国者のために14日間の強制隔離を実施と発表しました。
3月26日(木)より入国するすべての訪問者と帰国者のために14日間の強制隔離
ハワイ州のイゲ州知事は、ハワイに到着する住民、旅行者全員に対し14日の自己隔離を命じると発表しました。
3月26日(木)より適用されるとのことです。
州知事は本日午後の記者会見で、「我々はコミュニティ一丸となりこのウィルスと戦わなければなりません。」「自己隔離措置は国として初めてのこと。
皆様のハワイを愛する気持ちには感謝します。ですが、この決定には、住民そして旅行者に対し、今は旅行を延期して欲しいというメッセージ込められている」と語りました。
ハワイに戻る住民は自宅で、旅行者はホテルにて自己隔離を行うことになります。名前、電話番号、住所(住民の場合は自宅住所、旅行者の場合はホテル住所)等の情報を、ハワイ到着前に記入する検疫書類で州に提出します。
イゲ州知事は記者会見の中で、「この決定がハワイの訪問者数に大きな影響を与えることは理解しています」とも発言しました。
自己隔離措置がどれだけの期間続くかは未定。
自己隔離期間に伴う費用は旅行者が負担します。
違反した場合には$5,000以上の罰金、または、1年以内の禁固刑が科せられる可能性があるとのことです。
ハワイ州が発令した「強制検疫法令」では、下記項目に従う必要があると記載されています。
- 空港到着後、ハワイ州に提出する検疫フォームに自身で記載した滞在場所(旅行者の場合ホテルなど)に直ちに移動すること。
- 14日間、または滞在期間が14日以下の場合は滞在期間全日、滞在場所に留まること。滞在場所を離れることができるのは、医療行為を受ける時のみ。
- プール、レストラン、ジムなど一切の公共エリアへの立ち入りを禁止とする。
- 医療従事者以外は滞在場所へ入ることを禁止とする。
- 滞在するホテルにより定められた、自己隔離に関連する全ての規則を順守すること。
街では観光客受け入れ反対デモも。
3月21日にはハワイで観光客受け入れを反対するデモが行われたそうです。
残念ながら、今ハワイでは観光客に対する反対モードが強いように感じます。
コロナウイルスを運んできているのが観光客以外にないのですから当然でしょう。
そんな風に思われるのはちょっとさみしい気持ちになりますが、
州知事の発令した「強制検疫法令」も観光業から成り立つハワイでは苦渋の選択と思えます。
それほどの決断だったのではと感じると、今後のハワイのコロナウイルス拡大か収束か、観光客である私たちの行動が責任重大となってくるのかなと。
少しでも早く、あの賑やかなハワイの日常が早く取り戻せるようになったらと願います。