紅葉にオススメ!「本家伴久 平家伝承かずら橋の宿」に泊まる、秋の湯西川温泉1泊2日旅行記

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秋も深まる11月。

昨年は仕事が忙しく、季節の移り変わりを感じることができなかったので、今年は!と紅葉を見に、「湯西川温泉」に1泊2日旅行へ行くことになりました。

紅葉と言ったら日光のいろは坂や中禅寺湖が有名ですが、道路も観光地も激コミで大変!

今回行ってみた湯西川温泉はどうだったかというと、土日でも道路の渋滞はなし、紅葉がとても綺麗で思ったより空いており、穴場スポット的な感じでとても気に入りました!

「湯西川温泉」は、栃木県日光市の北西部にある温泉です。

紅葉の見頃は毎年10月中旬〜11月中旬

昔は長い間ひなびた湯治場だったらしいのですが、道路の開通や設備も近代化していき、今では多くの観光客がくる温泉へと変化したそうです。

冬の時期に行われる「かまくら祭り」は写真などを見たことがあるのではないでしょうか。

※かまくら祭り とちぎ旅ネットより抜粋

さらに湯西川と言えば、平家の「落人伝説」があるのが有名。全国に数ある落人伝説の一個です。

源氏に敗れた平家がこんな深い山奥まで逃げて来たのかと思うと感慨深いものがあります。

「平家落人伝説」とは。

源氏と平家の覇権争いは830年程遡ります。平家の絶対的カリスマ「平清盛」も没した後でもあり、西国に追われた段階ですでに源氏の戦力が大きく上回っていました。

「壇ノ浦の戦い」において、義経率いる源氏軍が平家を壊滅的に打ち破り、歴史年表上平家滅亡とされています。
「平家にあらずば人にあらず」とまでいわれ、巨大な権力を誇ったその反動は大きく、
全国に散っていった平家一門は頼朝の追討命令により山奥に逃げざるを得なかったのです。

湯西川に落ち延びた平家一門は、記録によると「平清盛」の息子「平重盛」の六男「平忠房(忠実)」一行だといわれています。

我が家は姓を「伴」と名乗りますが、「平」の変形ににんべんを使った「平の人」の意味を持ちます。
こうして源氏の時代、息を潜めて生活してきたのも理由があり、当初逃げ隠れていた「鶏頂山」で男の子が産まれた際、苦労の中にもめでたいことと布切れで鯉のぼりを揚げたところ、源氏方に気付かれ大打撃を受けることとなりました。
さらに山奥に生き延び、現在の湯西川を定住の地とした先人達は、この地においては
「鯉のぼりを揚げない」「犬や鶏を飼わない」「焚き火をしない」「米のとぎ汁を川に流さない」などが堅く守られ、生活の形跡を残さない習慣がついたのです。
現在でも鯉のぼりを揚げると村の年寄りがダメだしをしてくるので、端午の節句には紙のちっちゃな鯉のぼり をTVの上に乗っけている程度なのです。

時は流れて1994年、ここ湯西川において「鎌倉頼朝会」の皆さんと湯西川平家末裔とが和睦の儀式を行い、800年の遺恨に終止符を打つと共に「縁結びの地」として新たなスタートをきりました。

 

【1日目】浅草駅出発

湯西川温泉へは浅草駅から出ている東武鉄道「スペーシア」で行くことに。

東武浅草発の特急リバティ会津田島行に乗れば、湯西川温泉駅まで電車で行くことができるのですが(駅からはバスになります)、今回は紅葉狩りが目的なので「鬼怒川温泉駅」までスペーシアで行き、ドライブをしながら湯西川温泉まで行くことにしました。

ちなみにスペーシアは池袋などのJR駅からも出ており、浅草に行きづらい方はそちらから行くこともできます。しかし、電車代が東武鉄道より2,000円ほど高くなります。。

AM10:00発のスペーシアきぬに乗車。

のんびり電車旅を楽しみにながら2時間後には鬼怒川温泉駅に到着します。

鬼怒川温泉駅は10年くらい前に来た時は駅前もかなりさびれているイメージがありましたが、最近はおしゃれなカフェも出来ていたり賑やかになってきています。

 

鬼怒川温泉駅から湯西川温泉へドライブ

鬼怒川温泉駅到着。

駅前でレンタカーを借り、出発!

鬼怒川温泉駅から湯西川温泉へは距離にして29.4km。車で41分で着く距離になります。

鬼怒川温泉駅から湯西川温泉

ほぼ一本道で道路も整備されており走りやすいです。

ゆっくりと紅葉を楽しみながら深い山々を抜けていきます。

途中トンネルがとても多く、ついついライトを消すのを忘れてしまいますw

普段車に乗らないペーパーの私でも問題なく運転する事ができました。

ただし道路が凍結したり雪が降る季節は厳しいと思います。。

 

鬼怒川温泉から湯西川温泉へ向かう道中は観光スポットもあり、旅館に行くまでに立ち寄りました。

 

【五十里ダム】

鬼怒川から湯西川へ向かう途中にあります。

駐車場があり、車を停めて上からダムを眺める事ができます。

山の紅葉が最高です。

 

【湯西川ダム】

こちらも湯西川温泉へ行く途中にあります。

2012年3月にできたもので新しいダムです。

こちらも駐車場があり、車を停めて上からダムを眺める事ができます。

またこちらのダムではダム湖に入れる水陸両用バス『ダックツアー』が楽しめます。

私は2日目の朝から予約を入れました。

 

【湯西川温泉の玄関「道の駅 湯西川」】

こちらも行く途中に向かって左側にあります。

お土産・食事・温泉あり。

道の駅 湯西川

ちょうどお昼時だったので休憩がてら昼食を食べることに。

こちらは駐車場も満杯。少し道路から並んでいました。

食事処もちょっと混んでおり、少し待ってから座れました。

混んでても意外と波があり、少し待つと座れるので頑張って粘りましょう!

川治ダムカレー 700円湯西川ダムカレー(大盛り) 900円 などのダム系メニューもあり。

私は迷った挙句、舞茸天ぷらそば 1,100円 を注文。

道の駅 湯西川

道の駅 湯西川 まいたけそば

そばは細く柔らかめでお年寄りにはいいかも。味はもちろん美味しかったです♪おすすめ。

 

【観光センター「湯西川水の郷」】

湯西川水の郷

湯西川温泉集落の手前にある観光センター。

旅館のチェックインまで時間がまだあったので少し時間をつぶすことに。

こちらもお土産・食事・温泉あり。

少し混んでおり、駐車場がギリギリ停められた感じです。でも並んではいないレベル。

湯西川水の郷

施設内にはつり橋があったり、川に下りれたり、散策も楽しめます。

紅葉がとても綺麗です♪

 

【湯西川温泉のシンボル「平家の里」】

平家の里

湯西川温泉を抜けて少し山を登ったところにあります。

平家落人伝説に関する資料や展示物を見学できる湯西川のシンボル的施設。

小さな茶屋もあり。

平家の里

私が行った時は時間が夕方だったせいもあり人があまりいませんでした。

紅葉は綺麗なので穴場的スポットです!

平家の里

紅葉はとても綺麗なのになぁ。

大人:510円(高校生以上)
子供:250円(小・中学生)

 

旅館『本家伴久 平家伝承かずら橋の宿』に到着

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿5

あちこち散策した後は旅館『本家伴久 平家伝承かずら橋の宿』へチェックイン。

こちらの旅館は創業350年と歴史のある旅館。

清流一体の源泉掛け流し温泉と平家集落を眼下に湯西川沿いの客室は眺望抜群。

静かで趣のある旅館で本当にのんびり過ごせました。

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿

お部屋は別館。本館からかなり歩くのでお年寄りはちょっときついかも。

部屋からの眺めは最高です。

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿

 

夕食は、自慢の“かずら橋”という橋を渡り、隠れ館で食す囲炉裏会席。

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿

大きな部屋に囲炉裏のテーブルが複数ありグループごとに囲炉裏会席を楽しめます。

火を囲みながらの食事は新鮮で良い思い出になりました。

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿 囲炉裏会席お品書き

※本家伴久 平家伝承かずら橋の宿HPより抜粋

 

そして温泉!

子宝の湯・美肌の湯として知られる名湯を楽しめる男女別 大浴場/露天風呂、そして貸切露天風呂が3つもあり、心身を癒す源泉掛け流し温泉で、日頃の疲れを癒します。

大浴場/露天風呂 藤鞍~ふじくら~の湯(男性露天風呂)※本家伴久 平家伝承かずら橋の宿HPより抜粋

大浴場/露天風呂 美肌の湯(女性露天風呂)※本家伴久 平家伝承かずら橋の宿HPより抜粋

 

貸切露天風呂 花満月(御影石~みかげいし)

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿

貸切露天風呂 夢夜舟(天然石)

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿

 

翌日の朝食は和食バイキング。

本家伴久 平家伝承かずら橋の宿18

「極上おいしい朝ごはんの宿」(岸朝子編)の表紙を飾った話題の朝食だそうです。

朝食もかなり美味しかったです。

※本家伴久 平家伝承かずら橋の宿HPより抜粋

※さらに詳しい『本家伴久 平家伝承かずら橋の宿』宿泊記はこちらをご覧ください。

 

【2日目】湯西川温泉から鬼怒川温泉駅までの帰路に立ち寄った場所

【湯西川ダックツアー】

ダックツアー

湯西川ダックツアーは水陸両用バスに乗ってダム湖にざっばーんするクルージングアクティビティ。

普段見ることのできないダムの中を見学できたり、水陸両用バスに乗りダム湖から紅葉を楽しめるという楽しいアクティビティ。

紅葉の時期など、混んでいる時は事前予約が必須です!

大人:3,000円
小学生以下:2,000円

※さらに詳しい『湯西川ダックツアー』旅行記はこちらをご覧ください。

湯西川ダックツアーって?金額と所要時間は?乗ってみた感想を口コミ!

 

【龍王峡】

龍王峡

龍王峡は川治温泉と鬼怒川温泉の中間にあり、鬼怒川の美しい渓谷を散策することのできる公園です。

本当は1日目に寄ろうと思ったのですが、駐車場がかなり混んでて諦めたのでした。。

2日目は空いてたらいいなと思っていたら、駐車場はいっぱいでしたが渋滞もせずかなりすんなり入れました♪

龍王峡の渓谷は10分ほど下りて行った先にあります。

かなりの絶景!

紅葉は・・・湯西川の方が綺麗かなぁ。

帰りはちょっとお腹が空いていたので、あゆの塩焼きときのこ汁を堪能♪とっても美味しかった♪

龍王峡

帰りは16:00のスペーシアだったので15:00にはレンタカーを返却。

鬼怒川温泉といえば必ず買って帰るお土産「あさやホテルの饅頭」を購入して帰路に着くのでした。

 

まとめ

湯西川温泉

初めて行った【湯西川温泉】。

平家の落人伝説があり、とても風情がある山深い秘湯的な温泉地。

静かにのんびり流れる時間は、日々時間に追われる人々に安らぎを与えることでしょう。

紅葉が目的だった今回の旅でしたが、これだけゆっくり紅葉を楽しめた旅は初めてかもしれません。

ぜひまた行きたいと思える場所でした。

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